レイノルズ数を扱った問題は基本的な参考書でカバーできます

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技術系公務員の書 > レイノルズ数

化学工学。考え方はシンプル!ところが、計算を自分でできるようになるには時間がかかる分野です。出題される範囲が多くないというところがポイント。対策だけならかかる時間は短い!なぜなら…

典型問題が多い

内容自体は高校の物理と同じレベルで特に新しい計算方法を習得するのではなく、新しい公式を覚えるという暗記に近い分野になっています。しかも、参考書で紹介されるような典型的な問題がほとんど。

 レイノルズ数も同じで、考え方自体は特に難しいものではなく、流れの状態を数値で考えるときの基準のようなものでしょうか。ただ、これを試験で解くとなると、別問題です。レイノルズ数について考えさせるというよりは文章中に数字が与えられていて、それを使った計算問題が多いです。アボガドロ数と似た扱いです。

この考えを知っておかないと苦しい…。概念を簡単に紹介します。

レイノルズ数は無次元で、「慣性力と粘性力の比」という表現がされます。流体が持っている粘性と慣性(速度を持っている物体が持っている力)のつりあいの状態を数値で表したものです。これによって感覚でなく数値で流れを表現しています。

粘度はそのまま粘り具合です。分子のほうは流体が流れる管径、流体の速度、密度のそれぞれをを掛けると単位時間当たりの力とみなすことができます。

例えば、レイノルズ数が小さい→慣性の力が小さいとなります。あるいは粘性が大きいとなります。粘性が大きいということは粘りが強いので、流れが散らばることがなく直線的に流れるようなイメージです。(層流)

逆にレイノルズ数が大きい=粘性で引っ張ることが出来ずに慣性の力で,流体があちこちに勝手に行ってしまう状態になります。 この状態を"乱流"といいます。イメージはつかめたでしょうか?

これはこういうものだという理解程度で良いと思うのですが、これを使った演習をしていないと得点には繋がりにくい。参考書によっては過去問も掲載されています。


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