公務員試験で出題されるNMRの知識は大学授業程度で十分です

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技術系公務員の書 > NMRの基礎

基本的なことを理解するというのがいかに大切で、いかに難しいか。

NMRではコレが聞かれる

よく見かけるのはスペクトルを示して、この化合物の構造式として妥当なものはどれですか?というものが多いですね。特定しろという聞き方は出ません。一つのスペクトルだけでどの化合物であるかを特定すること自体できないからです。例えば、IRなどのほかのデータとあわせて考えるからです。二つあってもまだわからないことがほとんどです…

この種の問題を解くには芳香族ならどのあたりにピークが出るか?など基本的なものは覚えておく必要があります。とはいっても複雑なスペクトルはでません。複雑なものは単純にわからないし、判断できないので出題の仕様がないというのが理由です。

芳香族なら(ベンゼン環)7〜8ppmにピークが出ると言う程度でいいと思います。全部覚える必要はありません。

ピークの分裂についても、隣接する環境によってNMRスペクトルで現れるものが変わるという基本事項も大切です。下のような感じだということがわかっていれば問題は解けます。ただ、なぜ分裂するのかは知っておくべきだと思います。

分裂する理由は調べておいたほうがいいとは思いますが、出題されるのは分裂の理由ではなく、スペクトルから妥当なものを見つけることです。


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