資料解釈のコツをつかむことができれば、この分野は得点源にすることができます。

技術系公務員の書

技術系公務員の書 > 有効数字の扱い方2

資料解釈は特に時間との勝負を要求される分野です。知っていれば正解にたどり着ける。知っていれば良いので短期間で対策が可能です。

計算しないという正解

12345の23%と11345の40%ではどちらが大きいでしょうか?という問題

 もちろん時間があればできる問題なのですが、試験では計算していると…時間が足りなくなります。資料解釈では与えられた数字でどちらが大きいのかを判断できれば、選択肢を絞ることができる。つまり正確な数字は必要ではなくて大小を判断できれば、まともに計算する必要はありません。

具体的に見ていきましょう。1234511345の数字を見たときに考えるべきことは

この二つを比較することからはじめてみましょう!

@12345−11345を計算するのがベストですが、大体で構いません。今回は1000違うというのはすぐわかりますが、概算でも(例えば900くらい違うという程度)試験で通用します。というより概算ができればそれで十分です。

A1000という数字は11345の1割である1134(概算です)よりも小さいことがわかります。

最後に11345の1.1倍を考えます。

 なぜ1.1という数字がでてきたのか?@の差を見て判断します。差が11345の二割程度なら1.2というように変えていきます。

 1.1倍というのは11345×(1+0.1)を考えているのと同じです。11345の1割は1134。12345と11345の差が1000なので、12345<11345×1.1=11345×(1+0.1)=11345+1134.5ということがまずわかります。

 次は23%と40%の比較です。ここでの比較は1.1という数字で考えます。23%の1.1倍はおよそ25です。40は25よりも大きい数字なので、23×1.1<40ということがわかります。

 23×12345<23×11345×1.1ということがわかりますので、
23×11345×1.1<11345×40ということもわかりますね。なれるまではこんなふうに考えなくても計算したほうが速いと思うかもしれませんが、上の作業を何も考えずできるようになったら、この方法の価値がご理解いただけると思います。早いですよ。

 中学校で学ぶ(a<c,b<dなら)a×b<c×dという関係を利用します。他の数字でも使える考え方なので、自分で試してみると役に立つと思います。実際の問題集で自分が理解しているかどうかを常に確認しましょう。この感覚を持っているのと持っていないのでは時間に明らかな差が出ます。複雑な計算は控えましょう。

Aに対するBの増加率を求めなさいという問題もよく出題されます。Aに対する…といわれただけでやる気がなくなってしまう人が多いのではないでしょうか?この問題が出たらチャンスです。次で見ていきましょう。Aに対するBの増加率


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